初めて開発するときの注意点

iOSアプリ開発を行う際、注意したいのがハードウェアの仕様です。
iOSが使えるハードウェアがひと昔前に比べて急激に増加しています。
例えば、iOSアプリを使う定番の製品であるiPhoneですが、ひと昔前に比べて種類が非常に増えています。

同じiPhoneでも製造された年や製品の種類によって、マシンスペックが異なります。
旧世代のiPhoneと新世代のiPhoneでは、明らかなスペック差があります。
また高性能モデルと大衆向けのモデルでは、使われているCPUチップやメモリ数などに違いがあります。

マシンスペックの良いハードウェアなら、高性能なiOSアプリも延滞なく稼働させられます。
マシンスペックが平均未満のハードウェアだと、高機能なiOSアプリが安定的に稼働できず、エラーや不規則な動作が頻発します。
iOSアプリを開発する際は、できる限り幅広いハードウェアで使えるように、あえて機能の一部を削ったり、旧世代のiPhoneやiPadで扱えるデザインにしなければなりません。

また開発段階から、現行主流のハードウェアに特化し、それ以外の端末は未対応にする、という方針を打ち出すのも良いアイデアです。
複数の世代・種類に対応したiOSアプリを開発するのは骨が折れる作業です。
元々開発の初期段階からハイスペックな現行機に特化した、iOSアプリを制作する方針にしておけば、開発計画が立案しやすくなりますし、製品リリース後のアップデートやバグ修正なども比較的、楽になります。